基礎知識
リファラル採用の声かけ例文15選|「誘いにくい」を解消するテンプレート集
「うちの会社、今こういう人を探しているんだけど……って、何て言えばいいんだろう?」
リファラル採用の制度を作っても、社員が友人や知人に声をかけられなければ紹介は生まれません。 実際、リファラル採用が形骸化する最大の原因の一つが、社員の「声のかけ方が分からない」という心理的ハードルです。
「採用面接に来ない?」と直接言うのは気が引ける。かといって、どう切り出せば自然なのか分からない。 この記事では、そんな悩みを解消するために、シーン別・関係性別のコピペで使える声かけ例文を15パターン用意しました。
すべての例文に共通する最大のポイントは、「応募してほしい」ではなく「話を聞いてみない?」という誘い方にすることです。 入口をカジュアル面談に設定することで、誘う側も誘われる側も心理的な負担が大きく下がります。
(※リファラル採用の基本については「リファラル採用とは?」、制度の始め方は「リファラル採用の始め方 完全ガイド」で解説しています)
声かけの大原則:「応募」ではなく「カジュアル面談」に誘う
例文を紹介する前に、すべての声かけに共通する3つの大原則を押さえておきましょう。 この原則を守るだけで、声かけの成功率は格段に上がります。
原則1:「面接」ではなく「話を聞くだけ」
「うちの会社の面接を受けてみない?」は、誘われた側にとって非常にハードルが高いフレーズです。 面接=合否が出る=落ちたら気まずい——という連想が働くためです。
代わりに、「うちの会社の話、ちょっと聞いてみない?」と伝えましょう。 カジュアル面談は選考ではないので、合否は出ません。お互いの理解を深めるだけの場です。 この違いを明確にするだけで、相手の反応は大きく変わります。
(※カジュアル面談の詳しい進め方は別記事で解説予定です)
原則2:「転職しない?」ではなく「情報提供」
友人に「転職しない?」と言うのは、相手の現状を否定するニュアンスが含まれてしまいます。 「今の会社に不満があるんでしょ?」と言われているように感じる人もいます。
代わりに、「こういう仕事があるんだけど、情報として知っておいて損はないと思って」というスタンスで伝えましょう。 転職を勧めるのではなく、情報を共有するだけ。判断は相手に委ねる。 このスタンスが、友人関係を壊さずに紹介するための鍵です。
原則3:「断ってもOK」を明示する
声をかけるときに、「興味なかったら全然断ってね」と一言添えるだけで、相手の心理的プレッシャーは大幅に軽減されます。 逆に、断りにくい空気を作ってしまうと、たとえカジュアル面談が実現しても、相手は義理で来ているだけなので良い結果には繋がりません。
「興味がなかったらスルーしてOK」を伝えることは、紹介する側にとっても「ダメ元で声をかけてみよう」という気持ちになれる魔法の言葉です。
【シーン別】声かけ例文15選
シーン1:元同僚・前職の仲間に声をかける(例文1〜4)
元同僚は、お互いの仕事ぶりを知っている最も声をかけやすい相手です。 「一緒に働いたことがある」という共通体験があるため、カジュアル面談への誘導もスムーズです。
例文1:直接会ったとき(食事や飲み会で)
「久しぶり!今の仕事どう?実はうちの会社、今○○のポジションを募集していて。前に一緒に仕事したとき、△△さんのスキルすごいなって思ってたから、もし興味あったら一回話だけ聞いてみない?選考とかじゃなくて、カジュアルに会社のこと聞けるだけの場なんだけど。興味なかったら全然いいからね!」
ポイント: 相手のスキルを具体的に褒めてから誘うことで、「あなただから声をかけた」という特別感が伝わる。
例文2:LINEやメッセージで(気軽に)
「お疲れ!ちょっと仕事の話なんだけど、うちの会社で○○職を募集してるんだよね。△△さん合いそうだなーと思って。もしちょっとでも興味あれば、会社の雰囲気とか仕事内容とか、気軽に聞ける場(カジュアル面談って呼んでるんだけど)をセッティングできるから、よかったら教えて!全然興味なかったらスルーしてね😊」
ポイント: LINEでは硬くなりすぎない文体で。「スルーしてね」と断りやすい空気を作る。
例文3:相手が現職に不満を漏らしたとき
「そうなんだ、大変だね……。もし参考になればなんだけど、うちの会社って○○な働き方ができるんだよね。転職を勧めたいとかじゃなくて、情報として知ってもらえたらと思って。もしちょっとでも気になったら、うちの人事と気軽に話せる場をセッティングできるよ。もちろん無理にとは言わないから!」
ポイント: 相手の不満に寄り添いつつ、「転職を勧めたいわけじゃない」と明言。あくまで情報提供のスタンス。
例文4:メールで丁寧に(やや距離がある元同僚に)
「ご無沙汰しています、○○です。お元気ですか?
突然のご連絡で恐縮なのですが、現在私が勤めている会社で○○職を募集しておりまして、△△さんのご経験やスキルがぴったりだと思い、ご連絡しました。
もしよろしければ、選考ではなく会社の雰囲気や仕事内容をお伝えするだけの場(カジュアル面談)をご案内できます。オンラインで30分程度、お気軽にご参加いただけるものです。
ご興味がなければ遠慮なくスルーしていただいて構いません。お元気そうで何よりです!」
ポイント: やや距離がある相手にはメールで丁寧に。「ご無沙汰」から入って関係性を温め直す。
シーン2:プライベートの友人に声をかける(例文5〜8)
友人への声かけは、仕事の話を切り出すこと自体に抵抗がある人が多いです。 ポイントは、友人関係のなかで自然に「仕事の話」が出るタイミングを活用すること。
例文5:友人が転職を考えていると聞いたとき
「転職考えてるんだ?もしよかったら、うちの会社も選択肢の一つとして見てみない?○○な仕事をしてるんだけど、△△にはすごく合いそうだなって前から思ってて。まずは会社の雰囲気を知るだけの気軽な面談があるから、話だけ聞いてみるのもありだと思うよ。もちろん合わなかったら全然OKだから!」
ポイント: 相手が転職を考えているタイミングは最高の声かけチャンス。「前から思ってた」と伝えることで、唐突感を消す。
例文6:普段の会話の延長で自然に
「そういえば、うちの会社、最近新しいプロジェクト始まってさ。○○っていう仕事なんだけど、結構面白いんだよ。今まさに人を探してて、△△みたいなタイプの人が来てくれたら最高なんだよなー。もし興味あったら、うちの会社の話聞いてみない?気軽な感じで全然いいから」
ポイント: 自社の仕事の面白さを語る→「人を探している」→「あなたみたいな人」の流れが自然。
例文7:SNS(Instagram・Xなど)のDMで
「久しぶり!元気してる?ちょっと仕事の話なんだけど、うちの会社で○○のポジション募集中で、△△のこと思い出したんだよね。もし今の仕事以外の選択肢にも興味あったら、会社のことを気軽に聞けるカジュアル面談っていうのがあるんだけど、どうかな?全然興味なかったらスルーしてね!」
ポイント: SNSのDMはカジュアルさが武器。ただし長文は読まれないので、3〜4行に収める。
例文8:友人の友人を紹介してもらいたいとき
「○○さん、ちょっとお願いがあるんだけど。うちの会社で△△の経験がある人を探しているんだよね。もし○○さんの知り合いで、そういう経験がある人がいたら、うちの会社の話を聞いてみないか声をかけてもらえないかな?あくまでカジュアルに話を聞くだけの場だから、お互い気楽に参加できるよ」
ポイント: 直接の知り合いだけでなく、「友人の友人」まで広げることで紹介の母数が大きく増える。
シーン3:久しぶりの知人・同窓生に声をかける(例文9〜11)
しばらく連絡を取っていない相手に突然「うちの会社に来ない?」と言うのは唐突です。 まず関係性を温め直してから、さりげなく話題を振るのがコツです。
例文9:同窓会・OB会で再会したとき
「久しぶり!今何の仕事してるの?……そうなんだ。実は俺(私)今○○っていう会社にいて、結構面白い仕事させてもらってるんだよね。今ちょうど△△ができる人を探してるんだけど、もし興味あったらうちの会社の話聞いてみない?選考とかじゃなくて、お互いの情報交換みたいな感じでさ」
ポイント: まず相手の近況を聞いてから自分の話をする。「情報交換」という位置づけでハードルを下げる。
例文10:LinkedInやFacebookで
「○○さん、ご無沙汰しています。△△のときにご一緒した□□です。
突然のメッセージ失礼します。現在私が勤めている会社(○○株式会社)で△△のポジションを募集しておりまして、○○さんのプロフィールを拝見し、ご経験が非常にマッチしていると感じたためご連絡しました。
もしお時間があれば、選考ではなく会社の雰囲気や仕事内容をお伝えするだけの場(カジュアル面談)をご案内できます。オンラインで30分程度、お気軽にご参加いただけるものです。
ご興味がなければお気になさらず!お元気であることを願っています。」
ポイント: LinkedInやFacebookは仕事の話がしやすいプラットフォーム。ビジネスライクになりすぎないよう、最後にパーソナルな一言を添える。
例文11:LINEで久しぶりに連絡するとき
「○○、久しぶり!元気してる?急にごめんね。実はちょっと聞いてほしいことがあって。今俺(私)がいる会社で人を探してるんだけど、○○の経験やスキルがぴったりだなーと思って連絡してみた。転職とかそういう話じゃなくて、もしちょっとでも興味あったら、うちの会社の人と気軽に話せる場を紹介できるよ。全然興味なければスルーしてね!元気だといいな」
ポイント: 久しぶりの連絡では「急にごめんね」と一言入れることで唐突感を和らげる。
シーン4:業界の勉強会・コミュニティで出会った人に(例文12〜13)
勉強会やイベントで出会った人は、同じ分野に興味を持っている=自社の仕事にも興味を持つ可能性が高い相手です。
例文12:イベント後のフォローアップで
「昨日の勉強会、お疲れ様でした!○○さんの発表、すごく参考になりました。実は、うちの会社でも○○の領域に力を入れていて、まさに○○さんのような経験を持つ方を探しているんです。もし少しでも興味があれば、会社の取り組みについて気軽にお話しする場を設けられるのですが、いかがでしょうか?」
ポイント: 相手の発言や発表を具体的に褒めてから切り出すことで、「ちゃんと見ていた」という誠意が伝わる。
例文13:SNSでつながった業界関係者に
「○○さん、いつも投稿参考にさせてもらっています。実は私の会社で△△に携わるメンバーを探しておりまして、○○さんの発信を拝見して、ぜひ一度お話しさせていただきたいと思いました。選考という形ではなく、お互いの仕事について情報交換できれば嬉しいです。ご興味があればお気軽にご連絡ください!」
ポイント: 「情報交換」という対等な立場を提示。相手にも得になる場であることを示す。
シーン5:アルバイト・パートスタッフが友人を紹介するとき(例文14〜15)
飲食店や小売店では、既存スタッフが友人を紹介するケースが多く、よりカジュアルな声かけが有効です。
例文14:バイト仲間に直接
「ねえ、うちの店で一緒にバイトしない?今ちょうど人探してて、○○ちゃんと一緒だったら楽しいなーと思って。シフトも結構融通きくし、まかないも美味しいよ(笑)。もしちょっとでも気になったら、一回お店見に来てみてよ。見てから決めてくれたらいいから!」
ポイント: アルバイトの場合は「一緒に働く楽しさ」が最大の訴求ポイント。職場の具体的なメリットを伝える。
例文15:友達のSNSストーリーに反応して
「バイト探してるんだね!もしよかったら、うちのお店どう?今スタッフ募集してて、○○ちゃんならすぐ馴染めると思うよ。週2日からOKだし、シフトも相談できるよ。気になったらDMして!見学だけでも大歓迎だから😊」
ポイント: 相手がバイトを探している投稿をしたタイミングは最高の声かけチャンス。「見学だけでOK」でハードルを下げる。
声かけの成功率を上げる3つのコツ
例文を使う際に、さらに成功率を上げるためのコツを3つ紹介します。
コツ1:「なぜあなたに声をかけたのか」を具体的に伝える
「誰でもいいから紹介して」というお願いでは、社員は動きません。 同様に、声をかけられた側も「なぜ自分に?」が分からないと興味を持ちにくい。
「前に一緒にプロジェクトやったとき、○○さんの△△力がすごいなと思ってた」のように、その人だからこそ声をかけた理由を具体的に伝えましょう。
コツ2:自社の「リアルな魅力」を1つだけ添える
長々と会社の良いところを語ると営業トークに聞こえてしまいます。 代わりに、自分が実際に感じている自社の魅力を1つだけ、自分の言葉で伝えましょう。
「残業がほぼなくて、子供の迎えに行ける」「社長との距離が近くて、やりたいことを提案しやすい」「入社半年で新規プロジェクトを任せてもらえた」など。 飾らないリアルな一言が、求人広告には書けない最強の訴求になります。
コツ3:紹介用のURLやQRコードを使って「次のアクション」を簡単にする
声をかけた相手が「ちょっと気になるかも」と思っても、そこから「じゃあ人事に連絡して」では面倒すぎて離脱します。
社員ごとに専用の紹介URLやQRコードが発行されていれば、「このリンク送るから、ここから申し込めるよ」と言うだけで次のアクションに繋がります。 声かけからカジュアル面談の申し込みまでのステップが少ないほど、紹介の成功率は上がります。
声かけの「その後」をスムーズにする仕組み
紹介URLとQRコードで「声かけ→面談」を一直線にする
声かけに成功して相手が「ちょっと話を聞いてみようかな」と思ってくれても、その先の手続きが面倒だと結局立ち消えになってしまいます。 「人事の〇〇さんにメールして」「履歴書を送って」と言われた瞬間、相手の熱は一気に冷めます。
理想は、声をかけたその場で紹介URLやQRコードを送り、相手がスマホからタップするだけでカジュアル面談の申し込みが完結する仕組みです。
中小企業向けリファラル採用管理ツール「リファぱっと」なら、社員ごとに専用の紹介URLとQRコードが自動発行されます。 社員は声をかけた後に「詳しくはこのリンク見てみて」とLINEやメールで送るだけ。相手はリンクから簡単な情報を入力するだけで、カジュアル面談への申し込みが完了します。
「誰が誰を紹介したか」も自動で記録されるため、インセンティブの管理漏れもありません。月額10,000円(税別)から利用でき、無料で始められます。
よくある質問
Q. 声をかけたけど断られました。もう一度誘ってもいいですか?
一度断られた相手に、すぐにもう一度誘うのは避けましょう。ただし、数ヶ月後に別のポジションが空いた場合や、相手の状況が変わった場合は「前に声かけたとき断ってたけど、また別の仕事で募集が出たから一応伝えておくね」と軽く伝えるのはOKです。あくまで情報提供のスタンスを崩さないことが大切です。
Q. 紹介した友人が不採用になったらどうすればいいですか?
制度として「不採用時のフォロー体制」が整っていれば心配ありません。不採用の連絡は人事から直接候補者に行い、紹介者であるあなたには人事から感謝と結果報告があります。友人には「結果は残念だったけど、話を聞いてくれてありがとう」と伝えれば、友人関係への影響はほとんどありません。
(※不採用時のフォロー体制の作り方は「リファラル採用とは?」のリスク対策セクションで解説しています)
Q. 声かけの文面を会社から配布してもらうことはできますか?
できます。むしろ、人事側がテンプレートを用意して配布するのは非常に効果的です。この記事の例文をそのまま社内で共有しても構いませんし、自社の状況に合わせてアレンジしたものを配布するとさらに良いでしょう。
Q. 声かけから面談申し込みまでを簡単にできるツールはありますか?
「リファぱっと」なら、社員ごとに専用の紹介URLとQRコードが自動発行されます。声をかけた後にリンクを送るだけで、相手がカジュアル面談に申し込める仕組みです。紹介状況の管理やインセンティブの自動送付にも対応しており、月額10,000円(税別)から利用できます。
まとめ:声かけは「3つの原則」を守れば怖くない
リファラル採用の声かけで大切なのは、たった3つの原則です。
① 「面接」ではなく「話を聞くだけ」に誘う。 ② 「転職しない?」ではなく「情報として共有するね」のスタンスで。 ③ 「断ってもOK」を必ず添える。
この3つを守れば、声をかけること自体が友人関係を壊すリスクはほぼゼロです。 むしろ、「良い機会を教えてくれてありがとう」と感謝されるケースの方が多いはずです。
この記事の例文を参考に、まずは1人に声をかけてみてください。 最初の一歩が踏み出せれば、2人目からはぐっと楽になります。
声かけから面談申し込みまでの流れをスムーズにしたい場合は、リファぱっと の紹介URL・QRコード自動発行機能をぜひ試してみてください。
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